講演情報

[3211-22-05]アートクレイ焼成体の充填構造と低温焼成の試み

俵 那至1、大矢 仁史1、小田 晃輔2、平林 欣也2、粕川 知明2、矢次 昭孔2 (1. 北九州市立大学、2. 相田化学工業株式会社)
司会: 篠田弘造(東北大学)

キーワード:

粗粒子分率、バインダー量、収縮率、空隙率、強度

金属材料のリサイクルは、循環型社会の創出が言われて以来、各分野でその技術開発が行われてきた。家電や自動車分野でも金属のリサイクル率は大幅に向上した。さらに、リサイクル率を向上させるには、回収した素材の高品位化が必要となり、最近では、回収素材の高品位化技術開発が盛んとなっている。
 相田化学工業(株)では、銀の再生商品として、現在商品化されている「アートクレイシルバー(銀粘土)」がある。「アートクレイシルバー」とは、微粒子化した銀を粘土状にすることで、シルバーアクセサリーを手軽に作成可能にした素材で、650℃で焼成可能である。
 本研究では、「アートクレイシルバー」の焼成状態の充填構造の解析と、機能性の向上。さらに、従来の焼成温度650℃より低い温度で焼成できるかの試みである。そのために、銀粘土作成に使用する粒子径の異なる2種類の銀粒子からなる粗粒子分率、銀粒子を粘土状にするために加えるバインダー量を変え、焼成状態の収縮率、空隙率、強度、細孔径分布を測定し、その変化を比較する。また、極めて粒子径が小さい銀粒子で低温焼成が可能か調べる。