講演情報

[3301-10-02]JOGMECによる自然力活用型坑廃水処理のパイロットスケール実証試験

濱井 昂弥1、佐藤 佑樹1、小島 和浩1、榊原 泰祐1、林 健太郎1、三浦 貴生1、岨中 真洋1、小林 幹男1、増田 信行1、高本 宏介1、酒田 剛1 (1. 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
司会: 別所昌彦(秋田大学)

キーワード:

坑廃水処理、自然力活用型坑廃水処理、硫酸還元菌

JOGMECでは、もみがら、米ぬか等が充填されたリアクター【嫌気反応槽】を用いて、硫酸還元菌を活用する坑廃水処理プロセス(JOGMECプロセス)について検討を進めている。これまでにA鉱山では鉄や亜鉛、銅、カドミウムを含む坑内水を対象として、滞留時間50時間、25時間、12.5時間となる通水量(それぞれ80 mL/min、160 mL/min、320 mL/min)条件で屋外においてベンチスケール実証試験を実施し、概ね良好な処理結果を得た。そこで、平成28年11月より、試験規模を拡大し、同鉱山においてパイロットスケール実証試験を開始した。同試験設備は、鉄を効率的に除去するための鉄酸化・除去槽を含む前処理槽、硫酸還元菌を活用した金属析出を行う嫌気反応槽、さらには調整槽をそれぞれ2系列備え、より実導入を模した試験設備とした。現在は、嫌気反応槽の滞留時間が25時間となる通水量(2槽合計5.2 L/min)で通水試験を実施している。本試験の実施により、これまでに構築したプロセスの処理効果について実証し、また、スケールアップによる影響を確認するとともに、コスト削減効果についても検討を進めている。