講演情報
[3301-10-04]ヘマタイト焼結タブレット上でのスコロダイト結晶の生成機構の解明
○石井 駿介1、柴田 悦郎1、飯塚 淳1、中村 崇1 (1. 東北大学)
司会: 別所昌彦(秋田大学)
キーワード:
ヒ素、スコロダイト、ヘマタイト、ゲル状前駆体
非鉄製錬工程で生じる残渣中のヒ素(As)の安定的な処理のため、スコロダイト(FeAsO4・2H2O)による固定化が検討されている。近年、スコロダイト合成に必要な三価鉄の供給をヘマタイト(Fe2O3)粉末から行う手法が検討されており、この手法では、ヘマタイト粉末上でゲル状前駆体の形成を伴って、粗大なスコロダイト結晶粒子の合成が可能である。しかし、粉末表面上でのスコロダイト結晶生成メカニズムは複雑であり、詳細は未だ明らかでない。そこで、研磨したヘマタイト焼結体タブレット表面上でスコロダイト結晶の合成を行い、ゲル状前駆体の生成と結晶への転換のメカニズムを検討することを目的とする。スコロダイト合成実験では、反応溶液としてAs(V)濃度50 g/L、Fe(II)濃度55.9 g/Lに調整したものを用いた。95oCまで加熱した反応溶液に研磨したヘマタイト焼結体タブレット表面を浸漬し、各反応時間におけるヘマタイト表面の分析と観察を行うことにより、ゲル状前駆体の生成及び結晶性スコロダイトへの転換と結晶成長を調査した。
