講演情報

[3311-24-05]過硫酸法による1,4-ジオキサン分解に及ぼすマンガンイオン及びハロゲン化物イオンの影響

水島 祐希1、晴山 渉1、緒方 浩基2、西田 憲司2、中澤 廣1 (1. 岩手大学、2. 株式会社大林組)
司会: 大川浩一(秋田大学)

キーワード:

地下水・土壌汚染、1、4-ジオキサン

地下水等の環境中に排出された生分解性の低い1,4-ジオキサンを浄化する場合、抽出処理や化学的な分解処理が必要となる。そういった汚染現場では、1,4-ジオキサンの分解方法として、過硫酸法による浄化が有力な一つの手法であると考えられる。過硫酸法は、過硫酸イオンから熱、光、鉄触媒等との反応により生じる強酸化剤である硫酸ラジカルを生成し、汚染物質を酸化分解する手法である。前報において、蒸留水に1,4-ジオキサンを溶かしただけの純粋系試験と実汚染地下水を用いた試験を比較したところ、過硫酸法による1,4-ジオキサンの分解速度が地下水を用いた試験の方で著しく小さくなった。この1,4-ジオキサンの分解阻害は、液中にマンガンイオンと塩化物イオンと共存する場合に起こることを明らかにした。本研究では、地下水中における1,4-ジオキサンのマンガンイオンと塩素イオンによる分解阻害機構を明らかにする目的で、過硫酸法による1,4-ジオキサン分解に及ぼすマンガンイオンとハロゲン化物イオンの影響について評価した。