講演情報
[1401-10-06]銅電解液からのアンチモン回収に向けた吸着分離剤の開発
○尾形 剛志1、成田 弘一1 (1. 産業技術総合研究所)
司会:佐々木秀顕(愛媛大学)
Chairman: Hideaki Sasaki (Ehime University)
Chairman: Hideaki Sasaki (Ehime University)
キーワード:
アンチモン、吸着、回収、銅電解液
銅電解液には不純物としてアンチモン,ビスマス,ヒ素などが含まれ,これらの成分が一定濃度を超えると製品である電気銅の品質に影響を及ぼすことから,不純物除去プロセスが必要となる.一方でアンチモンは難燃助剤などに用いられており,今後の使用量増加が見込まれるが,アンチモン鉱石の生産量は2015年実績で76%程度を中国が占めており,供給構造の脆弱性が指摘されている.このような現状のもと,製錬副産物からのアンチモン回収が検討されており,我々は銅電解液からのアンチモン回収に着目している.従来の銅電解液からの不純物除去技術の一つとして,アミノリン酸型キレート樹脂による吸着法があり,この方法では,電解液中のアンチモン以外にビスマスも共に吸着することが知られている.アンチモンを資源として回収するためには,アンチモンとビスマスの分離が必要となる.本研究ではアンチモンの効率的回収のため,アンチモンに対して選択性を有する実用的な新規吸着剤の開発を行なっている.
