講演情報

[1701-10-02]アミノ酸を活用したタングステンイオンの高効率回収

○荻 崇1、牧野 貴彦2、堀内 隼人1、奥山 喜久夫1 (1. 広島大学大学院工学研究科化学工学専攻、2. 京セラ㈱ 機械工具事業本部 技術開発部)
司会:松岡光昭(関西大学)
Chairman: Mitsuaki Matsuoka (Kansai University)

キーワード:

沈殿、タングステンポリ酸、リサイクル、高純度

タングステンは超硬工具等に使用され、日本の製造業に必要な基礎素材である。本研究室では、Lysine塩酸塩の水溶液をpHが制御されたタングステン酸ナトリウム水溶液に加えることで、白色沈殿が発生し、タングステンを短時間かつ高収率で回収することに成功した。特に溶液pHを2.2以下に下げた場合は、3分以内に93%のタングステンを液中から回収することに成功した。またESI-MSによる質量分析を行い、溶液中のタングステンとリジンの状態について確認を行った結果、タングステンイオンとリジンの間で脱水縮合が確認された。発生した白色沈殿を遠心分離により回収した後、焼成することでアミノ酸の除去を行い、高純度(99.5%)な酸化タングステンの粉末として再資源化を行った。