講演情報
[1701-10-04]Triphenylphosphine sulfide-[C4mim][Tf2N]を用いた塩酸水溶液中におけるPd(II)とPt(IV)の分配挙動
○山中 拓実1、菊池 健吾1、新井 剛1 (1. 芝浦工業大学)
司会:松岡光昭(関西大学)
Chairman: Mitsuaki Matsuoka (Kansai University)
Chairman: Mitsuaki Matsuoka (Kansai University)
キーワード:
白金族元素、都市鉱山、溶媒抽出、イオン液体、TPPS
我が国はレアメタルのほとんどを輸入に依存しているのが現状であり、安定供給体制には懸念がある。レアメタルの中でも特に白金族元素は、生産量が少なく、鉱山が特定国に大きく偏在しているが、触媒性能や電導性に優れることからその用途は多岐に渡る。今後、環境規制基準が高まる気運にあり、触媒性能の向上のために白金族元素の需要は一層高まることが予測される。 筆者らは都市鉱山からの白金族元素の迅速かつ高効率な回収プロセスの構築を目指し、リン酸系抽出剤の適用可能性について検討している。これまでの研究成果よりリン酸系抽出剤によるPd(II)の抽出は、第3相形成等の欠点を有しており、さらなる改善の必要性が明らかとなっている。そこで本研究では、リン酸系抽出剤の溶媒にイオン液体(IL)を用いた場合の白金族元素の抽出性能を検討した。本研究の結果から、溶媒にILを用いることで第3相の形成は観察されず、Pd(II)が高効率に回収できることが明らかとなった。また、白金族元素の主要用途である自動車排気ガス浄化触媒からの白金族元素の分離法について検討を重ねたので報告する。
