講演情報

[1701-10-05]都市ごみ焼却飛灰の脱塩特性とリサイクルシステム

○原口 大輔1、林 浩志1、小渕 祐二2、山形 武3 (1. 三菱マテリアル株式会社、2. 株式会社麻生、3. 北九州アッシュリサイクルシステムズ株式会社)
司会:松岡光昭(関西大学)
Chairman: Mitsuaki Matsuoka (Kansai University)

キーワード:

焼却灰、飛灰、セメント、脱塩

現在わが国では,都市ごみを焼却処分した後の焼却残渣,都市ごみ焼却灰は大部分が最終処分場に埋め立て処分されている。しかしながら最終処分場は年々逼迫しており,都市ごみ焼却灰を最終処分場に埋め立て処分せずにリサイクル原料として利用するような,最終処分場に依存しない社会システムの構築が求められている。本研究では,都市ごみ焼却飛灰をセメント原料としてリサイクルする処理システムの確立を目指し,種々の都市ごみ焼却飛灰の物性および脱塩特性を調査した。その結果,都市ごみ焼却飛灰の原灰の初期塩素濃度は,種々の要因で大きく変動するものの,水洗浄後の到達塩素濃度は一律で5000ppm程度となることが判明した。さらに水洗浄後に二酸化炭素吹込みによる高度脱塩処理を実施することによってセメント原料化に適するまで十分に含有塩素濃度が低減することを確認した。本報では,以上の試験結果およびその知見を反映させて開発した都市ごみ焼却飛灰のリサイクルシステムについて報告する。