講演情報

[1711-19-01]マグネシウム系材料による酸性坑廃水の中和処理

○鷲尾 知昭1、山内 正人2、中田 英喜1 (1. 宇部興産株式会社、2. 宇部マテリアルズ株式会社)
司会:晴山 渉(岩手大学)
Chairman: Wataru Hareyama (Iwate University)

キーワード:

酸性坑廃水、中和処理、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム

休廃止鉱山から発生する硫酸イオンを含む酸性坑廃水の中和処理では,その処理剤として消石灰などの石灰系材料が主に用いられているが,中和殿物の処理や石膏スケールの発生が問題となることがある。本研究では,マグネシウム系材料による酸性坑廃水の中和性能を評価することを目的とし,酸性坑廃水(pH2.4,SO42-濃度2700mg/L)のバッチ中和試験を実施した。その結果,マグネシウム系材料は消石灰に比べ,中和剤添加量が約30%,中和殿物の湿潤容積が約65%,中和殿物の乾燥質量が約45%削減され,中和処理にかかる費用が10~20%削減できると見込まれた。さらに,実際の中和処理設備を模擬した連続中和試験装置を試作し,マグネシウム系材料の中和性能の評価を進めている。発表当日は,バッチ中和試験および連続中和試験装置でのマグネシウム系材料の中和性能の評価結果を紹介する予定である。