講演情報

[3401-09-08]673 Kにおける亜鉛セメンテーション反応によるZnCl2-KCl溶融塩中のPbCl2の除去

○上村 源1、松浦 宏行1 (1. 東京大学)
司会:夏井俊吾(北海道大学)
Chairman: Hiroyuki Matsuura (the University of Tokyo)

キーワード:

亜鉛、電気炉ダスト、セメンテーション反応、リサイクル、精製

亜鉛は優れた耐食性を有するために鋼板のめっきに用いられている。使用済みの亜鉛めっき鋼板を多量に含有した鉄鋼スクラップは電気炉製鋼プロセスにおいてリサイクルされ、製鋼プロセスで発生する電気炉ダストに還元・揮発した亜鉛が酸化亜鉛として高濃度に含まれるため、電気炉ダストからの亜鉛回収は亜鉛リサイクルの観点から重要である。当研究室ではこれまで選択塩化揮発法による電気炉ダストからの亜鉛の選択分離回収を検討し、亜鉛を高効率で分離できることを明らかにしたが、その際に鉛や銅、少量の鉄も電気炉ダストから塩化揮発することを確認している。回収される粗塩化亜鉛にはそれらの塩化物が混入するため、高純度金属亜鉛を製造するためには、粗塩化亜鉛の精製プロセスの確立が必要である。本研究では、主要な不純物として塩化鉛を対象とし、673 KにおいてZnCl2-KCl-PbCl2溶融塩中に亜鉛粉末を添加して精製するセメンテーション実験を行い、その熱力学的限界や速度論を調査した。