講演情報

[3501-03-03]資源循環政策としてのリサイクルと消費者行動研究―政策的研究との文脈の比較および今後の課題

○増田 明之1、村上 進亮1 (1. 東京大学)
司会:安達 毅(秋田大学)
Chairman: Tsuyoshi Adachi (Akita university)

キーワード:

消費者行動、資源循環、リサイクル、テキストマイニング

近年、環境問題に加えて資源供給の安定化といった文脈おいてもリサイクルの重要性が増しつつある(EUのCircular Economyなど)。供給リスクに関心が高まる中、電子電気機器等の浸透、高機能化に伴い消費者行動と資源のクリティカリティとの結びつきは増している。消費者の選好や廃棄行動は再生材の供給リスク要因となり得る。従って、資源循環の理解にあたって行動的側面は重要な要素である。しかし廃棄行動は環境問題を中心とした文脈で行動や規定因間の仮説検証が行われてる(例えばAzjenの行動計画理論)。そこで本発表ではまず行動研究をレビューし、現状の消費者行動研究における傾向を整理する。さらにトピックモデルと呼ばれるテキストマイニング手法を用いて、行動研究とリサイクル関連政策における文脈の変遷を可視化して比較する。最後に資源循環政策への行動研究の活用を見据え今後の研究課題を探る。分析データは英文文献データベースで2005年から2016年までで検索可能な研究論文を用いた。行動研究については主要なモデルである行動計画理論とValue-Belief-Normの実証研究について、アンケート中の知識に係る質問項目を対象とした。リサイクル政策研究についてはアブストラクトを対象とした。