講演情報

[PY1-14]チタンカテコール錯体を用いたキャリアマイクロエンカプセレーションによる硫砒鉄鉱の溶解抑制

○曲渕 景大1 (1. 北海道大学 )

キーワード:

砒素、硫砒鉄鉱、マイクロエンカプセレーション、チタンカテコール錯体、電気化学的研究

キャリアマイクロエンカプセレーションは酸性鉱山廃水発生の原因となる硫化鉱物の酸化溶解反応を抑制する技術であり、水溶性の有機金属錯体を硫化鉱物上で酸化分解して鉱物表面を金属水酸化物の薄膜で被覆し、硫化鉱物の酸化を引き起こす水・酸素と鉱物の接触を阻害する。本研究では、チタンカテコール錯体(Ti(cat)32-)を用いて硫砒鉄鉱(FeAsS)の酸化に及ぼすキャリアマイクエンカプセレーションの効果を調べた。熱力学計算および硫砒鉄鉱の替わりに白金電極を用いた電気化学実験(サイクリックボルタンメトリーやクロノアンペロメトリー)により、チタンカテコール錯体は電極表面で非可逆的にアノード分解して被膜を形成することが確かめられた。浸出実験の結果、溶液中にチタンカテコール錯体が存在すると硫砒鉄鉱からのヒ素の溶出が抑制されることが確かめられた。