講演情報

[PY1-29]超音波照射下で合成したリン酸鉄を原料とした球状多孔質酸化鉄の合成とヒ素吸着特性

○大澤 隆裕1、大川 浩一1、篠田 弘造2、加藤 貴宏1、菅原 勝康1、鈴木 茂2 (1. 秋田大学、2. 東北大学)

キーワード:

ヒ素、吸着、超音波、多孔質酸化鉄、リン酸鉄

ヒ素吸着材料の一つとして多孔質酸化鉄が報告されている。この材料は砒素を吸脱着できる可能性を有することから,再利用可能な材料として研究が進められている。この多孔質酸化鉄の合成は,原料であるスコロダイトおよびリン酸鉄粒子をアルカリ処理することで得られる。その際の特徴は原料粒子の外形を維持した状態で得られることである。そのため,粒径が大きく,球形の材料を原料とすることで,沈降性および充填性の高い多孔質酸化鉄の合成が期待できると考えた。しかし粒径の大きな球形のスコロダイトおよびリン酸鉄粒子を合成した報告はない。そこで,球形として得られるアモルファス燐酸鉄を超音波反応により大きな粒子として合成し,それを原料に多孔質酸化鉄を合成し,その砒素吸着特性を調べた。これまでの研究では,アモルファスの原料を用いた例はないため,アルカリ処理後の試料はX線吸収分光を用いて同定を行った。また,結晶性の原料を用いた場合と比較を行った。