講演情報
[PY1-45]Ni/CdS系光触媒におけるNi助触媒の存在状態と光触媒活性の相関
○岩間 守弘1、横山 俊1、篠田 弘造1、高橋 英志1、田路 和幸1 (1. 東北大学)
キーワード:
光触媒、助触媒、ニッケル、XANES
近年、太陽光エネルギーを直接水素に変換可能である、光触媒による水素生成技術が注目を集めている。一般に、高い水素生成効率を発現させるためには白金を助触媒として光触媒表面に担持する必要がある。しかしながら、光触媒技術の実用化を念頭に置くと、白金を代替しうる低コストの助触媒の開発が必須と言える。このような観点から硫化ニッケル(NiS)を助触媒に用いたところ、白金の約6割の活性を発現することが明らかとなった。このNiS助触媒は光励起電子により内部が還元され、金属と硫化物の二重構造を形成することで活性を発現することが提唱されている。そこで、上述の二重構造を人為的に形成すべく水溶液中での還元処理により金属Niを光触媒表面に担持し、硫化剤でその表面を硫化させたが、光触媒活性は殆ど確認されなかった。このような結果から、助触媒の存在状態と光触媒活性との間の相関が示唆される。そこで本研究では、Ni助触媒の存在状態をXANESにより分析し、光触媒活性との相関を検討することとした。なお、結果については当日報告する。
