講演情報

[PY2-81]大きな変形が発生したトンネルで採取された蛇紋岩の一軸応力状態における変形・破壊挙動とコンプライアンス可変型構成方程式による再現

○池田 奈央1、児玉 淳一1、藤井 義明1、福田 大祐1 (1. 北海道大学)

キーワード:

蛇紋岩、一軸圧縮試験、一軸クリープ試験、コンプライアンス可変型構成方程式

トンネルの施工中に蛇紋岩と遭遇した場合、トンネルに大きな変形が発生し施工が困難となる場合がある。この変形メカニズムを理解する一助となすため、本研究の目的を、当該トンネルで採取された蛇紋岩の基礎的な力学物性値の評価、岩石の変形・破壊挙動を表すコンプライアンス可変型構成方程式に用いられるパラメータの導出、コンプライアンス可変型構成方程式による試験結果の再現とした。これらを達成するために、当該トンネルの蛇紋岩を塊状蛇紋岩のみで構成される堅硬部と葉片状蛇紋岩や粘土状蛇紋岩を含む軟弱部の2種類に分類し、それぞれに対してひずみ速度を一定の軸ひずみごとに入れ替える一軸圧縮試験、および、一軸クリープ試験を行った。一軸圧縮試験の結果、含水率と載荷速度依存性の相関は弱いことがわかった。また、初期ヤング率として50%ヤング率を用いると、一軸圧縮試験の応力―ひずみ線図をあらかた再現することができた。一軸クリープ試験の結果についても、構成方程式による再現を試みた。