[1401-09-01]Mg-Fe系複合酸化物粉体による水溶液中のAs(III)除去におよぼす化学組成と焼成温度の影響
○白杉 文香1、松岡 光昭1、村山 憲弘1、林 順一1(1. 関西大学)
司会:芳賀 一寿(秋田大学)
キーワード:
ヒ素(3価)、希薄水溶液、陰イオン除去剤
希薄水溶液中のAs(III)の除去剤として利用するために、様々な合成条件でMg-Fe系複合酸化物の調製を行った。共沈法により様々な組成のMg-Fe系複合水酸化物を前駆体として合成し、それを焼成することにより複合酸化物を得た。化学組成や焼成温度を変化させて合成された複合酸化物と初期濃度100ppmのAs(III)水溶液とを接触させることにより、水溶液中のAs(III)の除去試験を行った。As(III)の除去率におよぼす複合酸化物の化学組成や焼成温度の影響や、固液接触前後での構造変化について検討を行った。一連の結果より、ある特定の合成条件にて優れたAs(III)除去能を示すことが明らかになった。得られた複合酸化物の比表面積よりも固液接触時の水和反応によるMg-Fe LDH(層状複水酸化物)などの生成がAs(III)除去能の向上に寄与することが示唆された。MgOやFe系水酸化物の除去剤に匹敵するAs(III)除去能を有することがわかった。
