一般社団法人資源・素材学会 平成30(2018)年度春季大会

一般社団法人資源・素材学会 平成30(2018)年度春季大会

2018年3月27日〜3月29日東京大学 本郷キャンパス
資源・素材学会 年次大会
一般社団法人資源・素材学会 平成30(2018)年度春季大会

一般社団法人資源・素材学会 平成30(2018)年度春季大会

2018年3月27日〜3月29日東京大学 本郷キャンパス

[1401-09-06]硫酸浸出およびシュウ酸塩沈殿法を用いたアパタイトからのレアアース回収

芳賀 一寿1、○天野 紘希1、柴山 敦1(1. 秋田大学)
司会:松岡 光昭(関西大学)

キーワード:

硫酸浸出、レアアース、シュウ酸塩沈殿

本研究では、レアアースの新たな供給源としてアパタイトに着目し、アパタイトからのレアアース回収の可能性を検討した。アパタイトは、リン酸の主原料に用いられるが、多量のレアアースを含んでいるものも存在している。現在のリン酸の製造工程では、リン鉱石を浸出することでリン酸を回収しているが、鉱石中に含まれるレアアースの分離回収は行われていない。そこで本研究では、硫酸を用いたアパタイトからのレアアース浸出条件を検討したほか、浸出工程より得られる浸出液(レアアース含有硫酸溶液)を対象に、アンモニア水を用いたpH調整およびシュウ酸添加によるレアアースの沈殿回収を試みた。浸出を行った結果、1 mol/Lの硫酸を用いることで、アパタイトに含まれるレアアースの85%以上を浸出できた。また得られた浸出液に対し、アンモニア水を用いてpHを1に調整した後にシュウ酸を添加した結果、99%以上のレアアースを沈殿物として回収できることを確認した。以上の結果から、浸出および沈殿回収を組み合わせることで、アパタイト鉱石からレアアースを回収できる可能性が示唆された。