講演情報

[2304-11-05]関与物質総量による資源効率評価

○山末 英嗣1、光斎 翔貴1、松八重 一代2、中島 謙一3、村上 進亮4 (1. 立命館大学、2. 東北大学、3. 国立環境研究所、4. 東京大学)
司会:村上 進亮(東京大学)

キーワード:

関与物質総量、採掘活動

フロー型社会から脱却し,持続可能な発展目標(SDGs)を実現するためには,国・地域の特徴を踏まえたビジョンを提示し,低炭素化と資源効率の改善を進める必要がある.しかし,特に資源循環においてはその効率性と健全性を追求するための評価手法の確立が十分でない. マテリアルフロー分析(MFA)はこのような問題を解決できるポテンシャルを有しており,そこで用いられる指標の一つである関与物質総量(Total Material Requirement, TMR)は,資源採掘に関わる地球改変量を重量として評価できる指標である.TMRはWuppertal研究所で提案されたMIPS(Material Intensity per Service)と似た概念であるが,ほとんどの研究がエコノミーワイドな分析に終始していた.筆者らは一貫してTMRのボトムアップな視点からの解析を進めてきており,フロー管理,拡張した資源依存性評価,リサイクル性評価への応用を行ってきた.本報告では,関与物質総量に関する研究の現状とその応用,そして今後の課題について報告を行う.