講演情報

[3101-05-01]古代貨幣材料の化学的考察(その4)

○大石 徹1、古山 隆2 (1. 日鉄住金セメント株式会社、2. 東北公益文科大学)
司会:中西 哲也(九州大学総合研究博物館)

キーワード:

古代貨幣、金属材料、鉱石、製錬、日本

古代の金属材料には、生産に使用された原料鉱石、選鉱・精錬・冶金等の技術力と、その当時の時代の要請とが金属組成、不純物、鋳造状態として残されている。本研究では、製造時期と地域が判明している貨幣材料とその原料となった鉱石等の組成分析から当時の鉱業技術と歴史的背景との関係を調査、考察している。
今回は、日本国内で鋳造された穴あき銭類に着目し、和同開珎、永楽通宝銀銭、加治木銭、江戸期の銅銭・鉄銭、東京都奥多摩町日原鍾乳洞内で発見された日原鉄銭について分析を行い化学組成を調査した。また、参考試料として関連する金属試料、鉱石試料についても化学組成の調査を行い、貨幣試料との比較を行いどのような金属材料が貨幣の鋳造に使用されているかについて考察した。