講演情報

[3101-05-02]佐渡金銀山の「間切改め」について

○渡部 浩二1 (1. 新潟県立歴史博物館)
司会:中西 哲也(九州大学総合研究博物館)

キーワード:

佐渡金銀山、佐渡金銀山絵巻、鉱山技術書、間切改め

佐渡金銀山史については多くの研究蓄積があり、その内容も多岐にわたっているが、採鉱技術に関する研究は十分ではない。しかしながら近年、遠隔操作型ロボットや計測装置を用いて坑道跡の定量的解析を行い、坑道の形状や坑道側壁に穿られた鑿角(のみかど)について明らかにする研究が進められるなど、大きな進展がみられる。本講演では、そのような研究動向をふまえ、佐渡金銀山絵巻や鉱山技術書といった文献史料から「間切改め」(掘削坑道の検査)の作法や時代的な変化、坑道のかせ(縦横の寸法)、使用される道具などについて検討し、佐渡金銀山の採鉱技術の一端を明らかにする。