講演情報

[1717-20-01]低温焼成が可能な銀粘土調整

○俵 那至1、大矢 仁史1、矢次 昭孔2、平林 欣也2、粕川 知明2 (1. 北九州市立大学、2. 相田化学工業株式会社)
司会:芳賀 一寿(秋田大学)

キーワード:

粒子径分布、空隙率、収縮率、強度、焼成温度

金属材料のリサイクルは、循環型社会の創出が言われて以来、各分野でその技術開発が行われてきた。家電や自動車分野でも金属のリサイクル率は大幅に向上した。さらに、リサイクル率を向上させるには、回収した素材の高品位化が必要となり、最近では、回収素材の高品位化技術開発が盛んとなっている。
 相田化学工業(株)では、銀の再生商品として、「アートクレイシルバー(銀粘土)」がある。「アートクレイシルバー」とは、微粒子化した銀を粘土状にすることで、シルバーアクセサリーを手軽に作成可能にした素材で、650℃で焼成可能である。しかし、焼成温度を250℃まで下げることが出来れば、家庭用オーブンでシルバーアクセサリーが作れて、市場の拡大に繋がる。
 本研究では、従来の焼成温度650℃より低い温度で銀粘土が焼成できないか試みる。そのために、商品で使用する粒子径の異なる粗粒子、微粒子からなる銀粘土を作成し、バインダー量に対する空隙率、収縮率、強度を測定する。さらに、新たに微粒子より粒子径が小さい0.8μ粒子を加えて研究を行う。そして、650℃以下で焼成しても従来の物性を維持した銀粘土が作れないか、粒子分率や作成・焼成時の条件を変えて調べる。