講演情報
[1717-20-02]建設廃棄物残渣の適正処理に向けた乾式比重分離技術の開発
○押谷 潤1、横内 貴正1、平田 晃則2、岡本 拓也2 (1. 岡山理科大学、2. 太洋マシナリー)
司会:芳賀 一寿(秋田大学)
キーワード:
建設廃棄物残渣、乾式比重分離、振動流動層
コンクリート破片や金属くずなどを除去した後の建設廃棄物残渣(以下、建廃残渣)は、土砂(無機物)と木くず(有機物)からなるサイズ10mm以下の混合廃棄物であり、有機物の腐敗で生じるガスによる悪臭・火災の発生や地下水汚染が懸念されるため、管理型処分場での埋立てが義務付けられているが、管理型処分場の残余容量は逼迫しており処分費が高いため、建廃残渣の不法投棄が後を絶たない。一方、有機物含有率を5wt%以下に低減させると残余容量が十分で処分費が安い安定型処分場での埋立てが可能であるが、有機物を高精度で分離可能な技術は現在のところ存在せず、その開発が切に求められている。そこで本研究では、流動層と振動層を融合した乾式比重分離技術を開発し、建廃残渣中の土砂と木くずの分離実験を行った。なお、流動層とは、粉体を下からの送風により流動化させたもので、粒状混合物を流動化させると密度の小さな粉体が上層に、大きな粉体が下層に移動するため、それらを分離可能となり、さらに振動を加えて分離精度を高めることが同技術の特徴である。分離実験の結果、主に風速に注意することで有機物含有率を5wt%以下に低減可能であることが明らかとなった。
