講演情報

[1717-20-03]一般廃棄物焼却主灰からの金属回収プロセスの開発

○黒木 涼太1、大矢 仁史1、石田 一聖2、山崎 健一2 (1. 北九州市立大学、2. 丸屋商事株式会社)
司会:芳賀 一寿(秋田大学)

キーワード:

一般廃棄物、焼却主灰、金属回収、磁力選別、渦電流選別

現在、一般廃棄物最終処分場の逼迫が問題となっている中、その解決策として一般廃棄物焼却灰のセメント利用が挙げられる。本研究では、一般廃棄物焼却主灰のセメント利用に際し、粉砕工程において破砕機を痛める原因となる金属の回収において、単に除去ではなく高品位で回収しリサイクル可能な金属となるよう、物理的な回収プロセスの開発研究を行った。

 共同研究を行っている丸屋商事(株)では、実際に焼却主灰中に含まれる金属の分離を行っている。このプロセスでは、磁力選別機を用いて鉄を分離し、スクラップ鉄として販売している。本研究では、この従来の焼却主灰からのスクラップ鉄回収プロセスに、渦電流選別機や高磁力選別機など各種選別機を用いて、従来のプロセスでミックスメタルとしてしか回収されなかった金属に関し、銅、アルミニウム、ステンレスなどを個別に回収し、分離した金属がどの程度の品位を持つのかを蛍光Ⅹ線分析装置を用いて測定した。

 また、これらの結果より焼却主灰中に含まれる金属に対し用いたプロセスが有効かについて考察すると共に、更なる高品位な金属回収プロセスについての提言を行う。