講演情報
[PY-09]オーストラリアの大学生を対象とした鉱山の労働条件に関する選好研究
○見上 柊人1、伊藤 豊1、Jang HyongDoo2、 Taheri Abbas3、川村 洋平1 (1. 秋田大学、2. Curtin University、3. The University of Adelaide)
キーワード:
鉱山労働、労働条件、コンジョイント分析
オーストラリアのGDPのうち鉱業が占める割合は10.2%である (Australian Government, 2014)。鉱業は同国において最大の産業の一つである一方、安定的な労働力の確保が課題となっている(Bankwest, 2012)。Junankar(2009)は、技術者不足の企業に対し、賃金の増加や新たな労働者が好む労働条件の提供を提案している。しかし、これまで学生が好む労働条件に関する定量的な検証は行われていない。そこで本研究では、オーストラリアの大学生を対象に鉱山での労働条件の選好を検証することで、鉱業分野における効果的な労働条件の提案に貢献することを目的とする。本調査は、オーストラリアの南オーストラリア州に位置するアデレード大学と西オーストラリア州に位置するカーティン大学に所属する鉱業を専攻する学生、計93名を対象とした。コンジョイント分析の手法を用いて、5つの仮想鉱山労働条件の中から最も好ましい1つを選択する選択型実験を行った。得られた回答についてロジットモデルを使用して分析した結果、高賃金、低死亡率の職場を好む傾向にあること、マインプランニングの職種を最も好む傾向にあること、住み込み型労働を最も好む傾向にあること、BHPをPaddingtonやAngla Gold Ashantiより好む傾向にあることが統計的に有意な結果として得られた。
