講演情報

[PY-51]柿渋ゲルを用いた生物還元による金の除去とチオ尿素を使用した金の酸化溶出

○長根山 侑人1、鶴田 猛彦1 (1. 八戸工業大学大学院)

キーワード:

金の還元除去、柿渋ゲル、金の酸化溶出、チオ尿素

本研究室ではこれまでに微生物を用いて低濃度金(10ppm程度)および高濃度金(50ppm程度の塩化金酸水溶液からの金の除去について検討し、低濃度の場合は生物吸着により菌が除去され、高濃度の場合は生物吸着に加えて、残存した金が還元されて原子状金として水溶液から除去されることを報告した。さらに吸着、または還元された金はチオ尿素水溶液で脱着または酸化溶出させること及びこれらの繰り返しが可能であることを報告してきた。このように、微生物を用いて金のリサイクルが可能であることを報告してきたが、特に高濃度の場合は、還元速度が遅く還元除去には長時間かかり、72時間かけても完結しないことを報告している。

当研究室では、上記の他、低濃度金の吸着除去に関して、柿渋ゲルを用いた場合について、以前報告しているが、今回、高濃度金について還元を含めて検討した場合を報告する。

本研究では柿渋ゲルを用いた高濃度金を含む塩化金酸水溶液から金除去に及ぼすpH、柿渋量、金濃度の影響および経時変化について、さらに、還元除去した金をチオ尿素で酸化溶出した結果について報告する。