講演情報
[PY-65]3Dプリンターを用いた複雑形状を有するセラミックスの開発
○益田 久弥1、太田 能生1、北山 幹人1 (1. 福岡工業大学)
キーワード:
3Dプリンター、FDM方式、炭化ケイ素セラミックス
炭化ケイ素(SiC)セラミックスは高温環境に優れた性質を有しており、高温構造部材として広く使用されている。しかし、セラミックスは複雑形状を成形することが難しく、現状ではいくつかの部材に分けて作製後、接合することで複雑化している。本研究は3Dプリンターを用いて複雑形状を一度に成形することを目的とする。使用した3DプリンターはFDM方式を改良したものであり、フィラメントの代わりに液状コンパウンドをシリンジから押し出す方法を採用した。液状コンパウンドは熱硬化性フェノール樹脂を含み、成形体が描かれるBedを加熱することによって硬化させるため、コンパウンドに高い熱伝導性と低粘度の両立が求められる。本研究では、複雑形状の一例として中空螺旋状の成形体の作製を行った。成形の際、通常、中空部に「サポート」と呼ばれる足場が自動挿入されるが、中空部を連続とするため「サポートレス」条件で成形する必要がある。「サポートレス」でも複雑形状が成形できるよう液状コンパウンドの組成を種々検討し、ナノシリカ添加系において中空螺旋状の成形に成功したので、その結果を報告する。
