講演情報

[PY-46]有機色素の脱色によるZn系複合酸化物の光触媒能の評価

○水谷 匠1、松岡 光昭1、村山 憲弘1 (1. 関西大学)

キーワード:

酸化亜鉛、光触媒能、粒子形状、比表面積

ZnOは酸化物半導体の一種である。約3.3eVのバンドギャップエネルギーを有しており、光触媒としての利用が期待されている。ZnOはさまざまな粒子形状を持ち、その形状によって光触媒能は変化すると考えられる。本研究では、液相法により他の金属イオンを複合させたZn系水酸化物を焼成し、種々の形状のZn系複合酸化物を合成した。得られたZn系複合酸化物を有機色素の水溶液に加え、攪拌しながら紫外線を照射して脱色試験を行った。
Al, Feを導入したZn系複合酸化物は、ZnOと比べて粒子形状や比表面積が異なることを確認した。有機色素としてメチレンブルーを用いた脱色試験では、Al, Feを導入したZn系複合酸化物は、ZnOとは異なる脱色挙動が見られた。Zn-Al複合酸化物がZnOよりも高い脱色率を示した。この理由は、複合酸化物中の特異なロッド状粒子の生成と対応していると考えられる。Zn系複合酸化物の粒子形状や導入する金属イオン種の違いにより、光触媒能を制御できる可能性が示唆された。有機色素としてローダミンbを用いた結果や、脱色速度に関する検討は当日報告する。