講演情報
[PY-50]超音波と電気化学反応を用いた亜ヒ酸の酸化
○太田 未也来1、大川 浩一1、加藤 貴宏1、菅原 勝康1 (1. 秋田大学)
キーワード:
超音波化学反応、電気化学反応、亜ヒ酸、ヒドロキシラジカル、酸化
ヒ素は人体に有害であるため、廃水中に含まれる場合には除去が必要である。廃水中のヒ素は亜ヒ酸[As(III)]とヒ酸[As(V)]の形態で存在するが、As(V)の方が毒性は低く、また水酸化鉄による除去率も高い。そのため、安全と除去効率を考慮した場合、廃水中のAs(III)をAs(V)に酸化することが望ましい。亜ヒ酸の酸化方法の一つに、超音波照射により溶液中で生成するOH・を用いる方法がある。OH・の酸化還元電位 E0 = 2.38 V vs. SHEはAs(III)の酸化還元電位 E0 = 0.67 V vs. SHEより高いためAs(V)への酸化が可能である。しかし、OH・がその二量体である過酸化水素を形成すると、低pHにおいてAs(III)の酸化速度が低下する。そのため、超音波を用いてAs(III)を酸化するにはある程度の時間が必要となる。そこで本研究では、電気化学反応を用いて生成した過酸化水素を再びOH・に戻し、As(III)の酸化に寄与するOH・量を増加することで、超音波照射におけるAs(III)の酸化速度を向上させることを検討した。
