講演情報

[PY-82]1573 KにおけるFeOx-CaO-SiO2系スラグと溶銅間のアンチモンの分配挙動

○横山 博之1、山口 勉功2 (1. 早稲田大学大学院、2. 早稲田大学)

キーワード:

乾式製錬、銅製錬、FeOx-SiO2系スラグ、アンチモンの分配挙動、酸素分圧

アンチモンは難燃剤成分として電子基板などの多くの製品に用いられており、それらの製品はリサイクル原料として銅製錬炉に投入される。アンチモンは製錬忌避元素として挙げられていて、スラグへ取り去られることが望ましいとされている。このことから、本研究では銅製錬炉にアンチモンが投入された際のアンチモンの分配挙動を平衡論的な研究から明らかにすることを目的としている。FeOx-SiO2系スラグと溶銅間のアンチモンの分配を1573 Kで酸素分圧を変化させて測定した結果から、FeOx-SiO2系スラグと溶銅間のアンチモンの分配挙動は酸素分圧により大きく影響され、酸素分圧を大きくすることでスラグ中のアンチモンの濃度が大きくなり、アンチモンを除去することが可能であることが分かっている。しかし、酸素分圧を大きくするとスラグ中の銅濃度も大きくなってしまう。したがって、アンチモン除去能力が高く銅のスラグ損失が低いスラグ組成を提案するため、本研究ではCaOを添加した際にアンチモンの分配に及ぼす影響も調査した。