講演情報
[3107-11-05]ニッケル酸化鉱からのスカンジウム回収技術
○平郡 伸一1、檜垣 達也1 (1. 住友金属鉱山株式会社)
司会:川口 健次(同志社大学)
キーワード:
スカンジウム、酸化スカンジウム、ニッケル酸化鉱、SOFC、アルミスカンジウム合金
ニッケル酸化鉱の代表であるラテライト鉱は、HPAL法(High Pressure Acid Leaching、高圧硫酸浸出法)などの湿式製錬プロセスを用いて精製され、ニッケルおよびコバルトを回収している。住友金属鉱山株式会社はHPALプロセスの工程液から希土類元素のひとつであるスカンジウムを回収するプロセス開発に取組み、回収技術を確立させた。スカンジウムは燃料電池の電解質や正極に添加することにより高効率化や高寿命化が期待される。また、安定的かつ長期的な供給が可能となれば、現状は価格や生産量の限界のため使用量が限られているアルミスカンジウム合金の航空機や自動車への適用拡大が可能となる。本報告ではスカンジウムの化学的特徴や用途を主に、ニッケル酸化鉱からのスカンジウム回収技術について紹介する。
