講演情報

[3201-06-02]高温酸化物融体のインピーダンス測定による融体構造解析の試み

○原田 祐亮1、齊藤 敬高1、中島 邦彦1 (1. 九州大学)
司会:大石 哲雄(産業技術総合研究所)

キーワード:

酸化物融体、インピーダンス、熱力学モデル

溶融酸化物は鉄鋼製錬プロセスやガラス製造プロセスなど多くの分野で用いられており,その構造は物性値に大きく作用し製品の品質に影響を及ぼすため,融体構造の解析がこれまで数多くなされてきた.しかし解析条件によっては長時間を要することから,本研究では比較的短時間に融体構造を推測できる手法の確立を目指し,融体のインピーダンスおよび位相角差を測定,解析することで得られる電気的パラメータと構造との関連を調査した.その結果,得られた電気的パラメータは融体構造の違いを捉えて変化することがわかった.また,電気的パラメータから融体構造を推測するために熱力学モデルにおけるパラメータとの相関を調査した.その結果,電気的パラメータと,熱力学パラメータとの相関式を作成することができた.作成した相関式より得られた熱力学パラメータを熱力学モデルに適用し,融体構造の推測を試みた結果,推測した融体構造とNMR分析による融体構造の解析結果がほぼ一致することが明らかとなった.