講演情報
[3309-15-05]水と二酸化炭素を用いた小規模現場実験のAE (Acoustic Emission) 観測からみた水圧破砕の破壊メカニズム
○石田 毅1、直井 誠1、岸本 恭暢1、藤戸 航1、出崎 秀一1、山下 寛人1、鈴木 健一郎2、藤井 宏和3、松井 裕哉4 (1. 京都大学、2. (株)大林組、3. (株)レーザック、4. 日本原子力研究開発機構)
司会:陳 友晴(京都大学)
キーワード:
水圧破砕、破壊メカニズム、Acousitic Emission、現場実験、二酸化炭素
シェールガスや地熱の開発など水圧破砕を用いたエネルギー開発を効果的に行うには、水圧破砕のき裂造成メカニズムを把握することが望ましい。古典的な弾性論では,水圧破砕の亀裂造成は引張破壊によるとされるが,水圧破砕に伴うAE(Acoustic Emission)の測定ではせん断破壊を示すAEが測定されることが多く,破壊メカニズムは十分解明されていない.筆者らは,2か所の地下坑道において坑道底面から下向きに深度約10mのボーリング孔を掘削して水圧破砕を行い,破砕孔から約1m離れた位置に4本のボーリング孔を掘削し,破砕位置を3次元的に取り囲むように1孔に4個ずつ計16個のセンサーを設置してAEを測定した.その結果,水を用いた水圧破砕では流量レートを増大すると引張破壊に伴い亀裂が拡大すること,また同じ流量で水と二酸化炭素を圧入すると,二酸化炭素の方が水に比べて大きな水圧破砕領域が生じること,また二酸化炭素による破砕では注入を停止してもAEの発生が継続し,水による破砕では観測されないImplosion(内破もしくは亀裂閉塞)型のAEが多数観測されることが分かった.
