一般社団法人資源・素材学会 平成31(2019)年度春季大会

一般社団法人資源・素材学会 平成31(2019)年度春季大会

2019年3月6日〜3月8日千葉工業大学 津田沼キャンパス
資源・素材学会 年次大会
一般社団法人資源・素材学会 平成31(2019)年度春季大会

一般社団法人資源・素材学会 平成31(2019)年度春季大会

2019年3月6日〜3月8日千葉工業大学 津田沼キャンパス

[1K0101-06-02]地質情報を考慮した地球統計学による鉱床域金属濃度分布のマルチスケールモデリング法の開発

切山 拓也1、○小池 克明1(1. 京都大学)
司会:桑谷 立(海洋研究開発機構)、木崎 彰久(秋田大学)

キーワード:

斑岩銅鉱床、黒鉱鉱床、地球統計学、マルチスケーリングモデル

本研究では,鉱床域での金属濃度の高精度な空間推定を可能にすることを目的として、火山性塊状硫化物タイプである黒鉱鉱床,および斑岩銅鉱床で取得された金属濃度データをケーススタディとして,空間推定への地質情報の組み込み,およびスケール則の導出とダウンスケールを試みた.
地質情報の利用として,地質タイプごとに主要金属濃度のクリギング計算を行い,平行して作成した地質モデルと重ね合わせることで,各地質タイプの分布範囲にクリギング計算結果を合わせた.地質モデルは地質データのバイナリーセットに主成分分析を行い,得られた主成分得点に対してクリギング計算,さらにその逆解析によって作成した.また,実データを間引くことで平均データ間隔を変化させ,各データ分布でのバリオグラムを求めることで,レンジなどのパラメータのスケール則を抽出した.このスケール則とシミュレーション法の一つである回転バンド法を組み合わせて,より細かい間隔での濃度分布を推定した.これにより,通常のクリギングよりも高濃度部の空間分布の特徴を詳細に抽出でき,熱水パスも推定できるようになった.