一般社団法人資源・素材学会 平成31(2019)年度春季大会

一般社団法人資源・素材学会 平成31(2019)年度春季大会

2019年3月6日〜3月8日千葉工業大学 津田沼キャンパス
資源・素材学会 年次大会
一般社団法人資源・素材学会 平成31(2019)年度春季大会

一般社団法人資源・素材学会 平成31(2019)年度春季大会

2019年3月6日〜3月8日千葉工業大学 津田沼キャンパス

[1K0401-09-05]硫黄担持炭化物フィルターを用いたニッケルの吸着・回収プロセス

○井口 誠也1、和嶋 隆昌1(1. 千葉大学)
司会:芳賀 一寿(秋田大学)、晴山 渉(岩手大学)

キーワード:

硫黄担持炭化物フィルター、還元析出、ニッケル回収

無電解ニッケルメッキの処理は、大量のニッケルメッキ廃液が排出されている。メッキ廃液中のニッケルをリサイクルするために薬品添加によるニッケル析出や有機溶媒やキレート樹脂を用いた廃液からのニッケル回収が試みられているが、いずれも高コストである。そこで本研究では、安価な硫黄担持炭化物フィルターを用いた、吸着法によるニッケルメッキ廃液からの新たなニッケル回収プロセスを検討した。硫黄担持炭化物フィルターを、脱脂綿を硫黄に含浸し熱分解することで作製し、このフィルターを用いて溶液中のニッケルを吸着し、還元処理を施すことで、Ni金属として析出させ回収する方法を検討した。Na2SとK2Sを用いて作製したフィルターのニッケル吸着量を比較した結果、ニッケル吸着能は同程度だった。0.5MのNa2Sを用いて作製したフィルターに吸着されたニッケルは還元処理により金属ニッケルとして析出したが、1.0MのK2Sでは吸着したニッケルが硫化ニッケルとして析出した。また、金属ニッケルおよび硫化ニッケルは800℃以上の還元処理で表面に析出することが分かった。