資源・素材2019(京都)

資源・素材2019(京都)

2019年9月24日〜9月26日京都大学 桂キャンパス
資源・素材学会 年次大会
資源・素材2019(京都)

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2019年9月24日〜9月26日京都大学 桂キャンパス

[1K0301-03-02]芳香族第一級アミン化合物を沈殿剤としたRh(III)選択回収とメカニズム解析

○松本 和也1、山川 澄人1、瀬崎 勇斗1、畠 勇気1、片桐 洋史2、寺境 光俊1(1. 秋田大学、2. 山形大学)

キーワード:

ロジウム、白金族金属、沈殿剤、選択回収

ロジウムは産業上重要な白金族金属であり,白金およびパラジウムと共に自動車排ガス浄化触媒に用いられる。ロジウムはリサイクル工程において優先的な回収が望まれるが,ロジウムを優先的かつ選択的に回収する方法は未だ確立されていない。本研究では,芳香族第一級アミン化合物を沈殿剤として用いることで,金属含有塩酸溶液からのロジウム選択回収について検討を行った。パラジウム,白金,ロジウムを含む塩酸溶液に4-アルキルアニリンを添加することでロジウムのみを選択的に沈殿回収することに成功した。また,4-アルコキシアニリンを用いた際にはロジウムに加え,白金も沈殿として回収された。一方,4-アミノベンゾフェノンを用いた場合にはロジウムの沈殿は生成しなかった。これらの結果から,ロジウムや他の白金族金属の沈殿生成にはアミンの塩基性度が影響していることが示唆された。4-アルキルアニリンを用いて得られたロジウム沈殿物の構造を解析したところ,ロジウム塩化物錯アニオンとアニリニウムカチオン,塩化物アニオンが1:6:3となる特異なイオン対構造をしていることが判明した。この特異なイオン対形成がロジウム選択回収の鍵であることが明らかとなった。