講演情報

[1K0901-03-03]中国の環境規制が国際銅市場に及ぼす影響

○桜井 文隆1 (1. 一般社団法人 日本メタル経済研究所)

キーワード:

環境規制、銅市場

中国では国内の環境汚染の深刻化から、最近では「美麗中国」の標語を掲げて環境規制を強化する方向にある。そして2018年から環境対策の一環として固形廃棄物の輸入を順次禁止している。とくに銅関係では解体が必要な廃7類銅スクラップを2019年から輸入禁止にしており、2019年に輸入禁止対象となる廃7類や雑品スクラップ等の銅分は95万トン程度に達するとみられている。これによる中国国内での銅分の不足により、電気銅増産とそれに必要な銅精鉱の輸入増によって、日本の製錬業等との間で銅精鉱の獲得競争が激化している。こうした銅分の不足を踏まえて、中国政府は規制を予定していた廃6類銅スクラップにつき、「スクラップ」を「原料」として輸入継続とするような改正も検討している。