講演情報

[2K0701-13-03]電解採取浴からの電析Znの電流効率とその微細構造に及ぼす直鎖状高分子添加剤の影響

○内田 啓太1、大上 悟1、中野 博昭1、福島 久哲1 (1. 九州大学)

キーワード:

亜鉛、電解採取、ポリエチレングリコール、ニカワ、電流効率

Zn2+1.07 mol/L, H2SO41.53 mol/Lとなるように実験室にて作製した浴および同組成の操業浴に添加剤として分子量6000のニカワまたはポリエチレングリコール(PEG)を10 mg/L添加し,浴温45 ℃,攪拌100 rpmにてZnの電解採取を行い,ニカワの代替としてPEGを使用できるかどうかを検討した。実験浴,操業浴からのZn電析の電流効率は共にニカワ,PEGを添加すると5%程度低下した。電流効率はPEGを添加した方がニカワを添加するより1〜2%程高くなった。また,操業浴からの方が,実験浴より1〜2%程電流効率が高くなった。操業浴からの電析Znは,添加剤が無いと水素発生痕による孔が生じたが,ニカワ,PEGを添加すると水素発生痕は消失した。PEGを添加するとZnは{1011}面に優先配向する電場配向繊維型の組織となり,ニカワ添加の場合より結晶粒が微細となり表面粗度がより小さくなった。電析Znの結晶構造に及ぼすニカワの影響は,実験浴と操業浴では若干異なったが,PEG添加の影響は浴の種類に関わらずほぼ同一であった。