講演情報

[2K0901-11-05]石炭フライアッシュへの機械的処理によるジオポリマーの硬化反応性の向上(発表者:修士課程)

○大倉 滉平1、松岡 光昭1、村山 憲弘1 (1. 関西大学)

キーワード:

ジオポリマー、石炭フライアッシュ、メカノケミカル処理、圧縮強度

ジオポリマーとは、アルミノシリケート粉体とアルカリ溶液、水ガラスとの反応によって得られるAl3+やSi4+などの縮合物である。火力発電所から排出されるフライアッシュなどの産業副産物をアルミノシリケート粉体として用いることができる。ジオポリマーの利用は、一般的なコンクリートと比べて作製時の二酸化炭素排出量が少ないため、環境負荷の面でもコンクリート代替物として期待されている。ジオポリマーの強度発現には、長い養生時間や加熱を要するなどの工学的課題がある。ジオポリマーの硬化反応性は、フライアッシュなどの活性フィラー中の金属イオンの溶出性と関係している。フライアッシュからの金属イオンの溶出性向上による硬化反応の促進を目指して、フライアッシュ粒子の微細化や表面改質が試みられている。
本研究では、短い養生時間かつ非加熱にて十分な機械的特性を持つジオポリマーの作製を念頭に置いて、原料であるフライアッシュ粒子に機械的エネルギーを付与することによりフライアッシュ粒子表面の反応性の向上を試みた。圧縮強度と耐酸性を評価し、ジオポリマーの機械的特性におよぼすフライアッシュ粒子への機械的処理の効果を検討した。