講演情報

[2P0101-12-03]トンネル掘削ずりからのヒ素の溶出特性に及ぼすスレーキングの影響(発表者:修士課程)

○田中 志歩1、島村 和嵩1、五十嵐 敏文1 (1. 北海道大学)

キーワード:

スレーキング、溶出、ヒ素、凝灰角礫岩、泥岩

現在北海道では高速道路や新幹線のトンネル掘削工事が進行している。そのトンネル掘削においては多様な重金属や半金属が含まれているずりが発生する場合がある。また掘削ずりの中にはスレーキング特性を有しているものがあり、重金属や半金属の溶出濃度を高める可能性がある。そこで本研究ではトンネル掘削ずりからのヒ素溶出に及ぼすスレーキングの影響を実験的に評価した。対象とした掘削ずりは凝灰角礫岩と泥岩であり、それらに対して連続溶出試験を実施した。連続溶出試験の過程で乾燥操作を加えるかどうかによってスレーキングの影響を評価した。その結果、どちらのずりに対しても、溶出後乾燥操作を加え、スレーキングを促進させる過程のほうが、細粒化が進行し、ヒ素の溶出濃度が高いことがわかった。また、凝灰角礫岩のほうが泥岩よりもスレーキングが顕著に認められた。これは、凝灰角礫岩には膨潤性粘土鉱物であるモンモリロナイトを含有しているためであった。