講演情報
[2P0140-50-11]メカノケミカル反応による風化残留型レアアース鉱石からのイットリウム浸出促進機構解明を目的としたEXAFS解析(発表者:博士課程)
○加藤 達也1、所 千晴1 (1. 早稲田大学)
キーワード:
X線吸収微細構造分析、リン酸イットリウム、水酸化イットリウム、遊星ボールミル粉砕、構造変化
本研究で対象とした風化残留型レアアース鉱石は,既存の浸出法では十分にイットリウムを浸出させることが出来ない難処理鉱石である。本鉱石から浸出法によるイットリウム浸出促進を達成するため,粉砕に伴うメカノケミカル反応を利用した検討例が報告されている。しかし,粉砕に伴うメカノケミカル反応による構造変化に着目したイットリウム浸出促進機構までは解明されていない。そこで,本研究では非晶質・微粒試料に対しても適用可能なX線吸収微細構造(XAFS;X-ray absorption fine structure)分析による広域X線吸収微細構造(EXAFS;Extended x-ray absorption fine structure)解析を用いて,メカノケミカル反応によるイットリウム浸出促進機構を構造変化の観点から解明することを目的として実施した。風化残留型レアアース鉱石は,固体水酸化ナトリウムを添加し遊星ボールミルを用いて,粉砕時間を変化させた粉砕を行った。粉砕産物中に対してXAFS分析を実施したところ,粉砕に伴いリン酸イットリウムが水酸化イットリウムに変化することが確認された。本報では, EXAFS解析によってリン酸イットリウムから水酸化イットリウムへの構造変化を明らかにし,イットリウム浸出促進機構に対して考察した結果を報告する。
