資源・素材2019(京都)

資源・素材2019(京都)

2019年9月24日〜9月26日京都大学 桂キャンパス
資源・素材学会 年次大会
資源・素材2019(京都)

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2019年9月24日〜9月26日京都大学 桂キャンパス

[3K0310-20-01]乾式処理による廃LIBからの有価金属回収

○山下 雄1、高橋 純一1(1. 住友金属鉱山株式会社)

キーワード:

リチウムイオン電池、リサイクル、ニッケル、コバルト、車載電池

近年、世界的な環境問題の高まりと共にPHVやEVの車載用LIB(リチウムイオン二次電池)の需要が増加している。LIBに使用されているレアメタルは、資源枯渇や地域偏在などのリスクを有しており、リサイクルによる再利用が求められている。住友金属鉱山㈱では2017年に、熱処理等で予め無害化された使用済みのLIB、またはLIBの製造過程で発生する中間物から、銅およびニッケルを回収し、これらを再資源化することを日本で初めて実用化した。このプロセスではコバルトが回収されないことから、コバルトも回収できる新リサイクルプロセスの開発に取り組んでいる。
 新リサイクルプロセスでは、乾式工程においてLIBを熔融して不純物の大部分をスラグとして除去し、得られた合金を湿式工程にて精製することを検討している。前報では、前処理を簡略化して外装缶ごと処理する場合に関して述べたが、Al量増加によるスラグの熔融温度増加及びFe量増加によるメタルFe品位増加の問題があった。本報告では、事前にAlとFe外装缶を除去する場合の検討結果について述べる。