資源・素材2019(京都)

資源・素材2019(京都)

2019年9月24日〜9月26日京都大学 桂キャンパス
資源・素材学会 年次大会
資源・素材2019(京都)

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2019年9月24日〜9月26日京都大学 桂キャンパス

[3K0310-20-02]アルミニウム合金からのLi除去(発表者:修士課程)

○小林 悠人1、瀧口 瑛介1、永井 崇1(1. 千葉工業大学)

キーワード:

リサイクル、Al-Li合金、真空精製

アルミニウム(Al)は原料となるボーキサイトから製造するのに必要なエネルギーの約3%でリサイクルが可能である。また、Alは酸化被膜により内部が保護されるため、再生品の品質も保たれる。こうした理由からリサイクルが盛んに行われている。AlのリサイクルにおいてLiが微量でも混入すると、製品の機械的性質への悪影響や炉内耐火物の汚染などの問題となる。溶湯内の脱Li作業は非常に困難なため、現状ではほぼ不可能といわれている。AlへのLiの混入経路としてはAl-Li合金などがある。Al-Li合金は旅客機の構造材や積層造形材などに使われている。また、ラジエーターのろう材への適用なども検討されている。そのため、今後さらにLiを含んだAlスクラップが増加すると予想される。以上のことから、Liを取り除くことができるリサイクルプロセスの開発が望まれている。AlとLiの蒸気圧には大きな差があるため、Liを含むAl溶湯を加熱保持した場合、Liが優先的に気化することが示唆される。これに着目して、本研究では蒸気圧差を利用したAl合金からのLi除去方法の開発を目的とした。