[1K62507-18-11]ミャンマーのKyaukpahto金鉱山における酸性鉱山廃水抑制に向けた廃石の埋め戻し設計に関する研究 (発表者:修士課程)
○田頭 良浩1、濵中 晃弘1、Swe Win Thant1、笹岡 孝司1、島田 英樹1、松本 親樹2、Kusuma Ginting Jalu3(1. 九州大学、2. 産業総合技術研究所、3. Institut Teknologi Bandung)
キーワード:
金鉱山、酸性鉱山廃水、廃石、ヒ素
酸性鉱山廃水(Acid Mine Drainage;以下AMD)問題とは,鉱山において岩石中に含まれる硫化鉱物と水・酸素が反応することで酸性化が引き起こされた鉱山廃水によって,高濃度の金属イオンが溶出し,河川や周辺環境に影響を与える世界的にも認識されている重大な環境問題である。本研究対象であるKyaukpahto金鉱山はミャンマー北部に位置し,1991年より採掘が開始されたミャンマーで最初の露天掘り金鉱山であるが,本鉱山におけるAMDの発生に関する現状を把握するため現場水質調査および岩石の地化学試験を行った結果,一部の廃石の堆積場よりAMDの発生が確認され,その堆積場にはAMDの発生ポテンシャルを有する廃石が埋め戻されていることが明らかとなった。また,AMDが発生していない堆積場には酸の中和能力を有する廃石が埋め戻されていることも確認された。そこで本研究では,Kyaukpahto金鉱山におけるAMDの抑制を目的として,室内カラム通水試験を行うことにより廃石の埋め戻し設計に関して検討を行った。本報告では,その検討結果について述べる。
