講演情報

[2K62201-08-07]含ヒ素硫化銅鉱物と非含ヒ素硫化銅鉱物の浮選分離に及ぼす捕収剤の影響 (発表者:修士課程)

○折居 優太1、Suyantara Gde Pandhe Wisnu1、三木 一1、笹木 圭子1、平島 剛2、黒岩 樹人2、青木 悠二2、山根 正嗣2 (1. 九州大学、2. 住友金属鉱山株式会社)

キーワード:

黄銅鉱、硫ヒ銅鉱、捕収剤、浮選分離

近年、世界的に銅需要が増加しており、既存鉱山の増産、深部化、新規鉱山の開発が行われている。その際、精鉱中のヒ素濃度の増加が問題となっている。ヒ素は人体や環境に有害であり、また銅精錬の不純物ともなるため、ヒ素含有銅鉱物を分離する必要がある。しかし非含ヒ素硫化銅鉱物と含ヒ素硫化銅鉱物は物性が似ており従来の浮選では分離が困難であったため、これらを分離するために新規浮選技術が必要になっている。
本研究では硫化銅鉱物として黄銅鉱、含ヒ素銅鉱物として硫ヒ銅鉱に着目して浮選分離を試みた。捕収剤としてPotassium Amyl Xanthate(PAX)、Sodium Isopropyl Xanthate (SIPX)、Potassium Ethyl Xanthate (PEX)、メルカプタン、チオノカーバメイト、ジチオフォスフェートを用いて銅ヒ素分離の最適条件の検討を行った。これらの実験の結果、一部の捕収剤添加などにより、非含ヒ素硫化銅鉱物が抑制されて含ヒ素硫化銅鉱物が浮遊することで分離できることが確認された。実精鉱でも分離が確認されており、実操業への応用が期待される。