講演情報
[2P0115-20-03]石油脱硫廃触媒からのレアメタル浸出に関する研究 (発表者:修士課程)
○田中 ゆう1、沖部 奈緒子1 (1. 九州大学)
キーワード:
廃触媒、リーチング、レアメタル、モリブデン、コバルト
廃基板や廃触媒などの都市鉱山廃棄物は、二次金属資源としての有用性のみならず、環境面からもその有効なリサイクル技術が求められている。石油脱硫廃触媒には、その種類によってレアメタルや貴金属類が高品位で含まれている。本研究では、特にモリブデン(Mo)およびコバルト(Co)を高品位で含有する石油脱硫廃触媒に焦点を当て、これらレアメタルのリーチングに有効な浸出剤の評価を行った。このうち、Coは多くの条件で容易に浸出したが、Moはアルカリ条件下で数種の有機浸出剤を用いた場合に浸出が最大となった。有機浸出剤由来の官能基と金属の錯形成反応により浸出が促進されたと考えられるが、詳しい反応機構は引き続き調査中である。今回の結果より、有機浸出剤の種類および反応条件を最適化することで、石油脱硫廃触媒から選択的な金属浸出が可能となり得ることが確認された。
