資源・素材2020(仙台)

資源・素材2020(仙台)

2020年9月8日〜9月10日オンライン開催
資源・素材学会 年次大会
資源・素材2020(仙台)

資源・素材2020(仙台)

2020年9月8日〜9月10日オンライン開催

[2K0301-06-06]酸化鉄へのリン吸着・脱着

○小原 紀子1、村尾 玲子2、篠田 弘造1、鈴木 茂1(1. 東北大学、2. 日本製鉄株式会社)
司会:八木俊介(東京大学)

キーワード:

鉄鉱石、酸化鉄、水酸化鉄、構造

高品位鉄鉱石資源の減少に伴い,高濃度リン含有鉄鉱石資源利用の必要性が高まっている.鉄鋼製品の加工性や強度などに影響を及ぼすリンを,鉄鉱石からの銑鉄生成プロセスにおいて除くことが有効と期待される.本研究では,鉄鉱石からの湿式脱着による脱リンを考える上での基礎的知見を得ることを目的としている.
主成分であるヘマタイト,ゲーサイトのほか,アルミナ,シリカ等を含む実際の鉄鉱石に含まれる微量のリンは,脱着実験におけるリン脱着量を評価するにあたり,再現性よく系統的に分析することは困難である.そこで,リン脱着条件を簡単化するために,まずは試薬の酸化鉄を用いてリン吸着および脱着挙動の詳細を調べることにした.ここでは,ゲーサイト試薬を用いてリン吸着酸化鉄を作製し,その後リン脱着を試みた.
吸着・脱着試験の結果から,湿式リン吸着および脱着には溶液のpHが関係していることが示された.また,酸化鉄粒子表面へのリン吸着状態を分析した結果についても報告する.