講演情報

[3K0401-10-02]鉛製錬乾式工程における貴金属の損失低減に向けた基礎研究

○関本 英弘1、齋藤 友貴1 (1. 岩手大学)
司会:神谷太郎(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)

キーワード:

溶融塩、塩素ポテンシャル、リサイクル

ハロゲン化物系溶融塩は、活性金属の生産やリサイクル、核燃料廃棄物の処理等に利用されている。近年では、非鉄金属製錬プロセス中で生成し、貴金属の挙動に影響を及ぼす可能性が指摘されている。溶融塩が関わるプロセスを評価するためには、溶融塩中の化学種の活量や活量係数などの熱力学データが有用である。非鉄金属製錬分野で取り扱われる溶融塩は、ふつう多成分系の高温融体である。このような融体内の成分の活量や活量係数は、例えば酸化物から成るスラグの場合には、注目している成分のスラグ相と金属相間の分配比と系の酸素ポテンシャルから決定されてきた。この方法を応用して溶融塩相中の成分の活量を決定するためには、溶融塩相と金属相とが平衡する系のハロゲンポテンシャルを決定する必要がある。本講演では、鉛製錬プロセスを題材に、塩化物イオン伝導体を用いた塩素ポテンシャルの測定について報告する。