講演情報

[3K0401-10-10]斑岩銅鉱床型低品位一次硫化銅鉱のリーチングにおけるオゾンの利用について

○砂田 和也1、高橋 達1、國廣 俊太1、神谷 太郎1、古川 創1、新川 達也1、古谷 尚稔1、今野 広祐1、小野 竜大1、酒田 剛1 (1. 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
司会:神谷太郎(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)

キーワード:

オゾン、リーチング、黄銅鉱、低品位一次硫化銅鉱、斑岩銅鉱床

酸化銅鉱及び二次硫化銅鉱のヒープリーチング技術は確立されているが、一次硫化銅鉱は浸出速度が遅く経済的に銅を回収できないため実操業化の事例がない。JOGMECでは、世界の銅資源の約65%を占める斑岩銅鉱石を対象に、一次硫化銅鉱のオゾンを利用したリーチングに取り組んでいる。オゾンは、リーチングにおいて酸化剤として働くFe3+イオンより酸化力が高いが、酸素へと容易に自己分解するため運用が難しいとされる。本研究では、オゾンの供給量、時間、濃度を変化させて斑岩銅鉱床型銅鉱石のカラムリーチング試験を行った。その結果、オゾンを吹き込むことで銅浸出率が向上することを確認した。さらに、オゾン供給量が同量の場合、常時吹き込むよりも、高濃度のオゾンを短時間吹き込んだ場合の方が浸出率が高くなることを確認した。また、オゾンを浸出液(硫酸溶液)に溶解させてから鉱石に散布するよりも、硫酸溶液を上部から散布させながら、下部からオゾンガスを吹き込むほうが、オゾンを効率的に利用できることを確認した。本報ではこれらの結果について報告する。