講演情報

[3K0601-07-03]自動車排ガス浄化触媒中の白金族金属濃縮分離プロセスへの応用に向けた無電解銅めっきおよび硫化処理法の開発

○カン ソッコ1、大内 隆成1、岡部 徹1 (1. 東京大学)
司会:佐々木 秀顕(愛媛大学)

キーワード:

白金族金属、リサイクル、無電解銅めっき、硫化、物理選別

白金族金属 (Platinum group metals, PGMs) は、優れた耐食性や特異な触媒特性を有するため、様々な工業分野で不可欠な材料となっている。資源的に希少かつ生産国が特定の国に偏在しているため、PGMsの主要用途である自動車廃触媒からPGMsをリサイクルすることは環境負荷を低減するだけでなく、資源セキュリティの観点からも重要である。本研究では、無電解銅 (Cu) めっきおよび硫化処理と物理選別を組み合わせた、新しいPGMsの物理的濃縮プロセスを開発した。無電解銅めっきによって自動車排ガス浄化触媒中のPGMsにCuを成膜し、Cuを硫化処理により疎水性の硫化銅 (Cu2S) に改質した後、浮遊選別で濃縮分離するプロセスについての基礎的な検討を行った。本手法を現行PGMs回収法のスクラップ集荷地における前処理法とすることで、精錬所までの運搬コストの削減ならびに運搬時間の短縮などが期待される。