[1K0108-17-02]北海道・道北における地下バイオメタン鉱床造成/生産法:II. 孔井湧出ガスのモニタリングの試み
○村上 拓馬1、玉村 修司1、木山 保1、猪股 英紀1、上野 晃生1、玉澤 聡1、山口 眞司2、水澤 孝仁2、佐々木 利基2、五十嵐 敏文3、金子 勝比古1(1. 幌延地圏環境研究所、2. 三菱マテリアル株式会社、3. 北海道大学)
司会:濵中晃弘(九州大学)
キーワード:
地下バイオメタン鉱床造成/生産法(SCG法)、原位置試験、湧出ガス、褐炭、過酸化水素水
幌延地圏環境研究所では、これまで堆積岩中の未利用有機物に対する地下バイオメタン鉱床造成/生産法(SCG法:Subsurface Cultivation and Gasification)を提案し研究を進めてきた。これまで得られた知見を原位置に適用するため、2019年度から北海道猿払村にある天北小石露天坑でのSCG法実施試験を三菱マテリアル株式会社との共同研究として開始した。今年度は過酸化水素水(および比較試験として脱塩した海洋深層水)を対象堆積層(褐炭層)に注入し、注入前後の孔内水の水質や溶存ガスの観測を行なっている。しかし、天北小石露天坑では、そこに至る道道は冬季には閉鎖されること、電源が確保できないことなどの理由から、水質や溶存ガスの連続的な観測ができない。そこで、このような条件下における水質およびガスの連続的な観測を試みている。本発表では、孔井から湧出する気体の流量とそれに含まれるメタン濃度のモニタリング結果について、冬季閉鎖期間中であった2019年11月7日から2020年5月8日までの約6ヶ月間と過酸化水素水注入後の7月1日から11月6日までの約4ヶ月間の観測結果を報告する。
